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橋本淳馬場和夫浜本幸三郎浜本英子早川康平パフ氷室志乃吹田久朗吹田靖子藤並卓藤並(三本)照夫藤並八千代藤並譲船田舟屋敏郎古川精治ペイン,ジェイムズ

橋本 淳                

分類  :登場人物

出演作品:「ある騎士の物語」

 「クイックサービス」社員。一橋大の学生であった。「クイックサービス」社員のうち、彼だけが静香に対する好意を漏らしている。

馬場 和夫               

分類  :登場人物

出演作品:「数字錠」

  吹田久朗と同郷の知り合い。八重洲のMという貿易会社に勤務するサラリーマン。

浜本 幸三郎              

分類  :登場人物

出演作品:『斜め屋敷の犯罪』

 「流氷館」(斜め屋敷)の主人。ハマー・ディーゼルを一代で築き上げた。会長。娘の英子をかわいがっているようである。彼の兄の孫の嘉彦という人物も『斜め屋敷』には登場する。お面や人形、からくりを用いた珍品を収集するのが趣味。

浜本 英子(えいこ)          

分類  :登場人物

出演作品:『斜め屋敷の犯罪』

 浜本幸三郎の末娘。身長は1.73メートルと高い。なかなかに気の強い女性で(御手洗いわく『すこぶるわがままな利己主義者』)、図書館で議論するのが趣味。

早川 康平               

分類  :登場人物

出演作品:『斜め屋敷の犯罪』

 浜本幸三郎に二十年近く仕える執事。流氷館に住み込んでいる。妻は千賀子。良江という一人娘があったが、交通事故で失っている。

パフ                  

分類  :登場人物

出演作品:「疾走する死者」

  タックこと隈能美堂巧の友人。タックの所属するジャズ・カルテット、「セブンス・リンク」のドラム担当。雨の日も、風の日も環七が青梅街道をまたぐ高架の下でドラムを叩いているそうで、「セブンス・リンク」というバンド名もここから来ている。容貌魁偉で、身長は1メートル90もある大男。パフとは「パフ・ザ・マジック・ドラゴン」という歌に出てくる怪獣の名前なのだそうだ。
 ドラムの腕はそこいらのプロにも負けないほどで、そんな彼がなぜタック達と一緒に演奏するのかはタック達自身も不思議がっている。

氷室 志乃               

分類  :登場人物

出演作品:「山高帽のイカロス」

 ファッションメーカー、クリスチャン・オーキッドの社長で、赤松稲平の妻。かなり大柄な女性のようである。赤松とは離婚したがっているが、交渉が難航している。赤松の死体が発見された朝、隅田公園においてふらふらと歩いているのが発見され、その時には既に発狂していた。

吹田(ふきた)久朗           

分類  :登場人物

出演作品:「数字錠」

  新宿の吹田電飾という看板屋の社長。九州小倉出身。ワンマンでわがままであるが、看板製作の腕はかなり確かなようだ。1979年の暮れ、仮眠中を何者かに殺害される。
 大阪に吹田(すいた)という地名があるが、この人の名字は「すいた」ではなく「ふきた」である。何故なんだろう?

吹田 靖子               

分類  :登場人物

出演作品:「数字錠」

 吹田久朗の兄、吉文の娘。石岡君によると、「大変な美人」らしい。(しかし石岡君といえば誰と会っても愛らしいとか、なかなか整っているとか言うのでアテになるのかどうかは不明)
 御手洗が吹田アパート(吹田吉文が経営するアパートで、吉文一家も居住している)へ石岡君にも内緒で通いつめたため、御手洗を気に入ってしまう。しかし御手洗はやはり御手洗だった。あとで拍子抜けな思いをする不幸な女性である。

藤並 卓                

分類  :登場人物

出演作品:『暗闇坂の人喰いの木』

 森真理子とつきあっていた男性で、彼女によると頭脳明晰、容姿端麗で優しい人物であるということである。(が、実際はそうでもなさそう)森真理子とは不倫関係で、郁子という妻がいる。藤波八千代とジェイムズ・ペインの長男。昭和21年生まれ。
 1984年9月、藤並家の屋根の上にまたがったまま、心不全で死亡しているところを発見される。

藤並(三本) 照夫           

分類  :登場人物

出演作品:『暗闇坂の人喰いの木』

 ペインと離婚したあとの藤並八千代と結婚した人物。旧姓三本。三幸という連れ子がいる。三幸は「色白で丸顔の、なかなか愛らしい顔立ち」であるそうだが・・・まぁ例によって石岡君にとっては誰でも愛らしいのである。

藤並 八千代              

分類  :登場人物

出演作品:『暗闇坂の人喰いの木』

 ジェイムズ・ペインの元妻。伊勢佐木町の料亭で働いていたところを見初められて結婚。昭和45年に離婚。  藤並卓が死んだ雨の夜、大楠の下で倒れているのを発見される。頭蓋骨陥没骨折で重体であった。その後入院していた藤棚総合病院を抜け出し、またもや大楠の下で倒れているのを発見されるが、この時は既に死亡した後だった。

藤並 譲                

分類  :登場人物

出演作品:『暗闇坂の人喰いの木』

 藤並八千代とジェイムズ・ペインの次男。死刑史を研究しており、少々変わりもののようである。昭和22年生まれ。
 変人同士、御手洗と気が合いそうな人物であったが、御手洗たちが事件の調査のためイギリスへ渡っている間に死亡。全身の各部を骨折し、大楠の幹のてっぺんに逆さまに突き刺さっているという全く不可解な発見状況であった。

船田                  

分類  :鑑識

出演作品:『寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁』他

 吉敷シリーズに度々登場する、吉敷と顔見知りの鑑識員。顔見知りと言っても、竹さん(!)船さんと呼びあう仲なので、相当親しいようだ。
 彼は作中では鑑識員として紹介されているが、相当詳しい医学知識を持っているようで、吉敷には医学的なアドバイスをいつも授けてくれる。医学部卒であるかのような言動も見られ、ただの鑑識課員ではなく法医学者である可能性が高い。便宜的に(?)鑑識の船田と呼ばれているだけか。それともやっぱり、医学に詳しいただの鑑識課員なのだろうか?鑑識課には医師免許を持つ人間もいるということだろうか?鑑識課ではなく、警視庁科学捜査研究所の人か?科捜研って鑑識課内にあるのだっけ?詳しい人、船田が何者なのか教えてください。
 まぁ、それはそれとして、彼のアドバイスはいつも正確で、不確かなことは滅多に口にしない。ヴァン・ダインのドアマス医師を彷彿とさせる人物(食事中に呼びつけられることはないけど)?

舟屋 敏郎               

分類  :登場人物

出演作品:「舞踏病」

 隠居した元歯科医。何者かに連れ出された後、千束交差点のど真ん中で死体となって発見された。

古川 精治               

分類  :登場人物

出演作品:「山高帽のイカロス」

 鳥人間事件における「第三の男」。氷室志乃の秘書である。

ペイン,ジェイムズ           

分類  :登場人物

出演作品:『暗闇坂の人喰いの木』

 スコットランドのフォイヤーズという村の出身である人物。戦後日本で藤並八千代と結婚し、外国人学校を経営する。もともと画家で、父親の商売が大当たりして米軍とともに日本へ渡ってきたのである。絵にかいたような英国紳士で、時計よりも時間に性格、正し過ぎるほど折り目正しい人物であったと彼を知る人は回想する。八千代と離婚したあとはイギリスへ帰ったということである。