島田荘司作品解説のコーナーです。数ある島田作品を「御手洗もの」「吉敷もの」「その他」に分け、私が読んだものを一作ずつ紹介させていただきます。
 でもその前にビギナーに向けてちょっと一言。島田作品、ことに御手洗ものと吉敷ものに関しては「読む順番」が非常に重要になってきます。その点に少し触れておきましょう。
 これから島田作品を読もうと思っているあなた。もし御手洗ものか吉敷ものを読むのなら、是非「出版順」でお読みになることをオススメします。何故かという説明を始めると非常に長く、複雑になってしまいますのでしませんけれども、やっぱり御手洗ものも吉敷ものもシリーズ第一作からお読みになるのが一番良いかと。もちろん一作目から順番に本を手にいれるのは非常に面倒な作業です。絶対そうしろとは言いません、ハイ(笑)。でも、信じてくれたら損はしないと思いますよ〜。
 最後に注意を一つ。この解説コーナーでは、いわゆる「ネタバレ」がないよう気をつけてはいます。しかしミステリ紹介文の宿命として、多少ストーリーが知れてしまうことになったり、深読みしてしまえば解決編のヒントになるような記述も混じっています。それがどうしてもイヤ、という方は是非一度作品を読んでからお越しくださいませ。
 さあ、それでは秋月ジャンが読んだ島田荘司作品について、解説のような感想のようなものを書き綴ってみましょう。また、例によって紹介作品数が少ないのですが、少しずつアップデートしていきたいと思っております。
 五段階評価は私の独断によるものです。音符一つが1点で、5点満点。シャープがつくと半音上がって0.5点アップです(例:『♪♪♪#』は3.5点)。結構しゃれてるでしょ(笑)?


御手洗潔シリーズ


吉敷竹史シリーズ


その他の作品たち