オリジナルに基づくおジャ魔女研究


はじめに

「このどれみ、なんかヘンだなぁ」
「あれっ、あいこっちって右分けだっけ、左分けだっけ?」

 そんな風に思ったことはないだろうか?
 入学試験で、採用試験で、お見合いの場で、今やおジャ魔女は現代人の必須知識。あなたの未来を輝かしいものにするためにも、今のうちにおジャ魔女をマスターしておきたいところである。
 このコンテンツでは、オリジナルをベースに、キャラクタの内面と顔面システムの両方向からその描き方を分析し、「おおっ、似てる」と言われるようなおジャ魔女を描けるようなスキルを身につけてゆく。
 目指せ、馬越嘉彦大先生!それでは、おジャ魔女どれみを描いてみよう!


システム総論

 まずはおジャ魔女ファイブ全般に共通する特徴を述べよう。
 大前提として抑えておきたいのは、おジャ魔女が「子供」であるということ。子供を描く場合のセオリーは、「顔の構成要素を下寄りに配置する」ということである。おジャ魔女の場合はそれが特に顕著。下図のように、目鼻口をグッと顔の下寄りに配置し、額のスペースを大きくとりたい。

 さらに構成要素一つ一つについても注意したい点が多い。
 目は各人に特徴がある重要なパーツであるが、最低限守らなければならないのは「瞳を大きく」という点である。三白眼のおジャ魔女はいないと肝に銘じねばならない。(無論ギャグ顔の場合は三白眼どころか白目を剥いていたって構わないのであるが)
 目と関連してまゆ毛も独特と言えよう。おジャ魔女ファイブは皆、目とまゆ毛が異様に離れている。(だから正確に言えば彼女らは、額が広いのではなく、まゆ毛と目の間が広いのである)
 さて、ここまでは顔面のシステム上の特徴であるが、実際描く場合に最も注意したいのは「ラブリーさの演出」である。この演出はどうすればいいのかというと、実は一定の手法はない。敢えて言うなら「常にラブリーになれと念じながら描く」ということだろうか。霊感的で根拠がなさそうではあるが、実際仕上がりが異なってくるのだから恐ろしい。また、「魔法でチョイチョイ」などをガンガン鳴らしながら描くのも効果的である。チョイチョイと描きあがってしまう。




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